2020.07.18

夏限定フレーバー「hirami lemon」誕生裏話。Mr. CHEESECAKEが目指す世界

こんにちは、Mr. CHEESECAKE JOURNALです。

この度、7月19日（日）午前10時に、夏限定フレーバーの「Mr. CHEESECAKE hirami lemon（ミスターチーズケーキヒラミレモン）」を公式LINE@で数量限定で販売いたします。

本日は販売に向けて、Mr. CHEESECAKE hirami lemonに込めた想いをシェフ田村よりお届け。

ブランディングディレクターとして活躍されている "行方ひさこ" さんをゲストにお招きし、召し上がっていただきつつ、夏フレーバーと一緒に合わせたいペアリングドリンクの作り方もご紹介します。

*本記事は、2020/07/16に行ったInstagram LIVEのレポート記事です。

ゲストをお招きして

　田村　：今回ゲストにお迎えする、行方ひさこさんは、田村がフランスレストランで働いていた時からお世話になっているんです。

行方さん：今日はhirami lemonを初めて食べるので楽しみにしています。

行方ひさこさん profile

アパレルでのディレクターやデザイン、経営の経験を活かし、工芸や地方創生・食など幅広い分野で活動中。ニュートラルなマインドでブランドの本質を明確にし、ターゲットに深く届けるコミュニケーションの仕組みをつくっている。

Instagram / WEB

これがあるからこその、Mr. CHEESECAKE

　田村　：Mr. CHEESECAKE ではイラストレーターのsatsukimさんに、イラストを描いていただいています。

今回は、夏の海のイラストと、ヒラミレモン（シークヮーサー）、ケーキを描いていただきました。

このイラストがあるからこそのMr. CHEESECAKEだと思っています。
絵具を重ねて描くから凹凸があり、臨場感がありまた素敵なんです。

Boxの裏話

行方さん：この開けた時の、重量感と高級感が素敵。

　田村　：実はBoxにはこだわりがあるんです。

お客様がBoxに入れたままで解凍した場合、ケーキが柔らかくなってしまうので手前にスライドができるようにこの形にしました。

また、指輪や時計などの高級感があるものは布に包まれていますよね。だから、Mr. CHEESECAKEも光沢のあるサテンの布でケーキを包んでいます。もちろん保冷効果の狙いも。

あと実はキッチンメンバーのささやかな心配りにより、ケーキを包む際にマスキングテープの色をフレーバーごとに変えているんです。

hirami lemon誕生のきっかけ

行方さん：今回の「ヒラミレモン」って何？

　田村　：実はシークヮーサーなんです。
普通は「夏の味」といえばレモンですよね。しかしMr. CHEESECAKEは他のお菓子では食べられないものがいいなと考えていました。

そしてMr. CHEESECAKEのデザイナーが沖縄出身なのですが、以前よりシークヮーサー味の要望をもらっていたんです。

そんな時に、シークヮーサーの和名が平実檸檬（ヒラミレモン）だと知って、名前が「可愛い」となって試作品を作り始めたんです。

山椒がヒラミレモンを支えてくれている

　田村　：今回の素材は、ヒラミレモン、ミント、山椒と沖縄の塩。

ヒラミレモンの果汁と、皮ごと粉末にしたパウダーがあるのですが、それとミントだけだと清涼感はあるけど重い印象でした。

そこで山椒やオリーブオイルの軽い香りを加えたことによってバランスを取りました。

ケーキの上にかかった、沖縄の塩を食べると甘さと酸味が引き立って全体の印象が変わります。

山椒やミントを使うことで、ひんやり感や夏らしさを表わしてくれています。

山椒は中国料理にかかっているイメージがあると思いますが、柑橘っぽいリモネンという香りの成分があるんです。だから柑橘のシークヮーサーとの相性がうまくはまるように調整しました。

ケーキには欠かせない、ドリンク

　田村　：Mr. CHEESECAKEの限定フレーバーでは、必ず一緒に楽しんでいただきたいペアリングドリンクの提案をしているんです。

今回は、出来るだけおうちでも楽しみやすい作り方を意識しました。

作り方①ジャスミン茶を濃いめに煮出して、よく冷やします。

②お好みで炭酸水で割り、オレンジのスライスを添えて完成。

　田村　：ジャスミン茶葉がない場合には、市販のペットボトルでも良いですが、味が薄まっちゃうので、炭酸水とお好みで調整してください。

夏なので、シュワっとした感じを出したくって炭酸水に。

ひさこさん、「オレンジジャスミンサイダー」はいかがですか？

行方さん：何ていうか…上にいく感じ（笑）

「Mr. CHEESECAKE hirami lemon」と一緒に合わせると、ケーキのまったりした味わいが「オレンジジャスミンサイダー」によって上がりますね。

　田村　：まさしくヒラミレモンの苦味と、ドリンクの苦味が一緒に消えていく。
ドリンク自体はオレンジなので、軽くて明るいトーン。なのでケーキと合わせると全体的に整います。

もしお酒で楽しむなら、オレンジなのでアマレットを加えても良いですね。

通常フレーバー「classic」と比べて

行方さん：通常フレーバーと食べ比べると、hirami lemonが清涼感と軽い感じをより感じますね。

　田村　：そう。夏の暑い日でも重たくなく楽しめるように、通常フレーバーclassicよりもすっきり爽やかにしています。

hirami lemonは全解凍ではなく、冷凍に近い状態で食べた方が、キリッとした味わいでおすすめです。

行方さん：通常フレーバーを「classic」って呼んでいるの？

　田村　：社内ではそう呼んでいます。
僕たちが今後、5年、10年とやっていくにあたり、最初のフレーバーが本当の意味で「classic（伝統的）」にしたいし、原点はここなんだよって大切にしたいと思ってそう呼んでいます。

「時間を楽しむ」お手伝いがしたい

　田村　：Mr. CHEESECAKEのお客様は、しっかり味わってくださる方が多いんですよね。

そして日々忙しくて早くご飯を食べてしまう方も多いと思うのですが、こうやってケーキを解凍し、ドリンクを準備して「時間を楽しむ」お手伝いができたらいいなと。

さらには「他にはない新しい味わい」の発見のようなことを、Mr. CHEESECAKEを通じて楽しんでいただけると嬉しいなと考えています。

次の限定フレーバーは？

　田村　：次のフレーバーのヒントは「かぼちゃ」です。
僕のTwitterでかぼちゃとさつまいもで、アンケートを取ったのですが、かぼちゃの方が多く。やっぱりかぼちゃかなと。

行方さん：栗はないの？　田村　：いい質問ですね（笑）栗といえばモンブランじゃないですか？モンブランは、マロンクリームと生クリームとメレンゲがあって。

でもチーズケーキは一本でそれを表現しないといけないから難しいのですよね。だから僕が栗を使う時には、モンブランを超える美味しさが完成した時です。

今回のヒラミレモンは複雑なおいしさだったので、次回のカボチャは誰もが知っている味をどこよりも美味しくしたいなと考えています。

Mr. CHEESECAKEのこれから

行方さん：一つ一つが作品。トリッキーだけどしっかり深く考えている。
今までのフレーバーをコレクションとして、全部食べたい！

　田村　：そうだね、いつか今までのフレーバーを並べたpop-up restaurantとかもできたらいいな。

少しでも美味しいと思ってくれる人が増えてくれると嬉しい。

行方さん：今日のお話でも「味」よりも「香り」の話が多かったよね。香りを操る男だ（笑）

　田村　：誰もが知っている味を誰よりも美味しく作るのも好きなんですよね。

フランス料理でずっと働いてきたこともあり、その経験を生かして素材の良さを生かしつつバランスを考えています。

今はなかなか買いにくいという中で申し訳ないのですが、昨年新しい広いキッチンへ移転したり、メンバーの採用などをしています。実はMr. CHEESECAKEって一つ一つ手作りなんです。キッチンメンバーは小柄な女性スタッフが多く、本当にみんなでより多くの方に「幸せ」を届けるお手伝いができればと考えています。

今後お客様と味を作っていくとかもやっていきたいと考えています。