知ってる花のイメージも変わる。ニュアンスカラーが楽しい花々
おいしさを追求するMr. CHEESECAKEは、食べることを取り巻く環境もおいしさに繋がると考えています。
空間もまた、おいしさを作ってくれる要素のひとつです。
部屋のインテリアを変えようと思うととてもたいへんですが、今日は花を買って帰ってみてはいかがでしょうか。花が一本あるだけで、空間がとても豊かになります。
この連載では今が旬の花々を、さまざまな花屋さんに伺ってご紹介してゆきます。
1年前にオープンしたばかり。神宮前にあるNUR flower(ヌア フラワー)
住宅やサロンなどが並ぶ神宮前の静かな一角に、オープンしたばかりのNUR flower(ヌア フラワー)。フラワーデザインチームgui代表として活躍する、元アナウンサー・現フラワーアーティストの前田有紀さんのフラワーショップです。
今回はNUR flowerの店長を務める、宮川さんにお話を伺いました。
宮川さん
「NURでは、他にはあまりない色を置くようにしています。今は品種改良が進み、本当にさまざまな色の花が揃っているんです。知っている花でもニュアンスカラーだと、また違った美しさに気づけると思いますよ。
定期的に自分たちが染めたオリジナルのカラーも揃えています。花によって色の入り方が違うので、染め手の私たち自身も楽しみながら制作している花々です。
NURはドイツ語でオンリーという意味。ここでしか見られない花を、ぜひ体験しにいらしてください」
▲NURで染めたシンビジウム
宮川さん
「今回は、ニュアンスカラーを楽しめ、かつ暑い日がつづいても長持ちをする花をご紹介します」
01 : このカラーなら、菊のイメージもがらりと変わる
宮川さんがまずご紹介してくれたのが、9月が旬である菊の花。仏花のイメージが強くありますが、ニュアンスカラーだとまた違った姿を見せてくれます。
宮川さん
「有名なのが白や黄色ですが、今回ご紹介した菊のようにくすんだ赤ともオレンジとも言えないものなど、いろんなカラーが売られています。柄があるものもありますし、花びらの太さもさまざまです。
とてもステキな種類が多いので、ぜひ菊の良さをもっと多くの方に知って欲しいなと思いますね。
菊は花持ちも良く、しおれやすい暑い季節にもおすすめです」
02 : 花びらが印象的なガーベラの「パスタ咲き」
宮川さん
「ガーベラは通年売られている花で、1年を通して多くの種類が出回ります。
花びらの形にも個性があり、こちらはパスタ咲きというユニークな名前。パスタのようにくるりとした花びらが特徴的でかわいらしい種類です」
宮川さん
「ガーベラは茎に葉もなくシンプルな花なので、一輪ざしにおすすめの花です。どなたでも飾りやすいので、ぜひ試してみてください。
長持ちのコツは茎が腐りやすいので、水を少なめにしてあげることです」
03 : カラーも豊富で暑さに強い、アンスリウム
宮川さん
「夏が旬のアンスリウムは、原産地が熱帯アメリカのため、とにかく暑さに強い花。長持ちさせたいという方にはぴったりの花です。
みどりと赤が多いのですが、NURでは紫やピンクなども取り揃えるようにしています。
色によってイメージもがらりと変わるので、部屋ごとにカラーを変えるのも楽しいかもしれませんね」
アパレル業界から急に思い立って花の世界に飛び込んだという宮川さん。花は洋服選びと同じだと語ります。
宮川さん
「日本だとなかなか花を買う習慣がない方も多いようですが、自分が気になったものを一本でも良いので、ぜひ購入してみて欲しいなと思います。
私は、洋服を選ぶ感覚にとても似ていると思うんです。その日の気分に合ったものを選ぶだけでもウキウキしますし、あれとこれを組み合わせるとステキかもと、イメージを広げるのもきっと楽しいですよ。
菊のように先入観を持たずに、ぜひ自分の感性に合ったものを家に飾ってみてくださいね」
NUR flower
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4-23-6 ペリーハウスNO,4
営業時間:金13:00-18:00・土日11:00-18:00
https://nurflowerinfo.stores.jp/
「おいしさ」を作る要素のひとつである「空間」を彩る旬の花々を、さまざまな花屋さんに伺ってご紹介する連載「今日は花を一本」
Vol.5 根っこ付きで飾ったり、ドライフラワーにしたり。工夫次第で夏の花はもっと楽しい
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