飾るだけで心が浮き立つ、鮮やかな色の花たち
おいしさを追求するMr. CHEESECAKEは、食べることを取り巻く環境もまた、おいしさに繋がると考えています。
いつものご飯も器を整えるだけでよりおいしく感じられるし、盛り付けに少し気を遣っただけでも気持ちが満たされる。
そして空間もまた、おいしさを作ってくれる要素のひとつ。
部屋のインテリアを変えようと思うととてもたいへんなことですが、今日は花を買って帰ってみてはいかがでしょうか。家に花を飾るだけで空気が瑞々しく変わり、食卓にも彩りが加わります。
この連載では今が旬の花々を、さまざまな花屋さんに伺ってご紹介していきます。
松陰神社にあるduft(ドゥフト)さん
和やかな住宅地を走る路面電車である世田谷線。三軒茶屋から3駅先になる松陰神社前駅に、「duft(ドゥフト)」はあります。
オーナーは若井ちえみさん。いくつかの花屋で経験を積んだ後、7年前に「duft」をオープンしました。
若井さん
「かしこまった場面ではなく、日常で花を飾る人が増えたら良いなと思っています。あまり花に詳しくない方でも興味を持ちやすい種類や、日持ちの良いもの、また飾りやすいように1本で様になるものなどをセレクトすることが多いです」
仕入れたばかりの金曜日ともなると、30種類以上もの花が並ぶそうです。そんなたくさんの種類の中から、おすすめの3つをご紹介いただきました。
01 : 細かなフリルが特徴的な、チューリップの「ピンクマジック」
若井さん
「花びらの先に小さくフリルが入っているチューリップです。八重咲きだから華やかさがあり、1本で飾っても存在感を感じられると思います」
若井さん
「ちょっとくすんだピンク色で、横から見える花びらのグラデーションがとてもきれいなんです。
チューリップは段々と茎が伸びてきて、流れるようにしなる様子もステキ。口が広めの花瓶に生ければ、そんな茎の様子を存分に楽しめると思います」
02 : たくさんの小さな花が愛らしい「オオニソガラム」
若井さん
「他の花に比べて長持ちなので、あまり花を生けかえる余裕がない方にもおすすめです。細かな花がかわいらしく、上から見た時の花びらの色合いもとてもきれい」
若井さん
「花が小さいので、茎を短く切って浅めの花瓶からちょろっと覗くように生けてもステキかもしれません」
03 : 思わずハッとする鮮やかさ。ラナンキュラスの「シャルロット」
若井さん
「なんといっても特徴は、この存在感があるショッキングピンク。この色はシャルロットならではです。
ラナンキュラスはバラのように咲くものが多いのですが、シャルロットは芯が見えています。黒い芯とピンクとの組み合わせもとても美しい花なんです」
若井さん
「ラナンキュラスは葉が少ないため、一輪だとさびしい印象になる場合もあります。一輪で生ける場合は口の狭い花瓶にするとステキそうです。
ラナンキュラスと同じくらいの派手な花瓶に生けても、きっとかわいいと思います」
春の花らしい繊細さを、ぜひ楽しんで
若井さん
「春の花は水をたっぷり含んでいるので、しっとりとやわらかな雰囲気のものが多いんです。
ふわりとした花びらや瑞々しい葉など、そっと触れないとやぶけてしまいそうな繊細な様子は、春だからこその楽しみ。ぜひちょっとだけ時間を取って、花の質感や雰囲気を味わってみていただけたらと思います」
duft(ドゥフト)
東京都世田谷区世田谷4-13-20 松陰PLAT1F
土曜日13時〜18時
日曜日13時〜17時
水曜日〜金曜日は予約制
https://shop.duft.jp/
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