Mr. CHEESECAKE×クルミッ子のコラボレーションが実現!まるでクルミッ子をMr. CHEESECAKEで包んだようなフレーバーができるまで。
この度、Mr. CHEESECAKEは、2024年に70周年を迎えた株式会社鎌倉紅谷の代表菓子「クルミッ子」とコラボレーションしたチーズケーキ「Mr. CHEESECAKE クルミッ子」を販売することとなりました。
2024年10月16日(水)より鎌倉紅谷の一部直営店舗や百貨店のイベントスペースで販売、10月20日(日)・21日(月)の2日間、Mr. CHEESECAKE公式オンラインストアで販売します。
さらに店頭とオンラインでの販売に先駆け、10月4日(金)より鎌倉紅谷 小町横路店カフェで本商品のデザートプレート「Mr. CHEESECAKE クルミッ子 白あんカラマンシークリーム」の提供を開始します。
今回は、シェフ田村より 「Mr. CHEESECAKE クルミッ子」のこだわりや開発の裏側をご紹介します。
クルミッ子をはじめて食べたときの忘れられない味わい
鎌倉紅谷さんで人気の商品「クルミッ子」は、私も大好きなお菓子で、初めて食べたときに神奈川県出身の私は「地元にこんなにおいしいお菓子があるんだ」と感動したのを覚えています。
クルミッ子は、鎌倉紅谷さんの創業当時から続くロングセラー商品のサブレ「鎌倉だより(プレーン)」を型抜きした際に余った生地を活かそうと、スイスの伝統菓子エンガディナーをヒントに生まれているそうです。
一般的なエンガディナーは外側の生地が分厚く、生地の中から感じるキャラメルの香ばしさが特長です。一方、クルミッ子は「鎌倉だより(プレーン)」の余った生地を使用しているため、生地の厚さも薄くやわらかく、和菓子のような風味や甘みを感じる配合になっています。そして、中に入っているキャラメルもやわらかいため、クルミの食感がきちんと感じられてとてもバランスが良いんです。
エンガディナーは、あくまでもケーキの生地がメインでその中にクルミがいるというのが主流なのに比べて、(あくまでも私の推測に過ぎませんが)クルミッ子は生地ではなくクルミを楽しむための形状に調整されているような感じがして、それがこのおいしさに繋がっていると感じました。
“おいしい”だけで終わらない、ブランドの想い
鎌倉紅谷さんは“『おいしい』の先にある気持ちを一番大切にするお菓子屋”をコンセプトに様々な商品を展開しているブランドです。そして先ほどお話ししたように、クルミッ子はスイスの伝統菓子であるエンガディナーをヒントに鎌倉紅谷さんらしく開発した焼菓子です。
Mr. CHEESECAKEも同じように“大切な人と過ごす時間がより特別なひとときとなるように「おいしさ」でお手伝いしたい”という想いのもと、チーズケーキという誰もが親しみのあるお菓子を今の時代に合わせて作っています。
鎌倉紅谷さんとMr. CHEESECAKE、お客様へ商品をお届けするときの想いやルーツは重なる部分が多く、鎌倉紅谷さんとご一緒させていただけたら今までにないおいしいチーズケーキをお届けできると考え、このコラボレーションを実現させたいと想いました。
ふたつの魅力を感じられるチーズケーキ
「Mr. CHEESECAKE クルミッ子」は名前の通り、Mr. CHEESECAKEとクルミッ子の魅力を感じられるチーズケーキです。メインとなるチーズケーキの生地は、クルミッ子でも使われているキャラメルソースにマスカルポーネを組み合わせた優しくやわらかい味わいが特長。そこへバニラとトンカ豆を加え、「Mr. CHEESECAKE」らしい香りと風味を足しています。
ケーキの底に敷いたクッキー生地は、クルミ、クッキー、生キャラメルで全体の味わいのバランスをまとめています。そこへチーズケーキの生地を流して焼き上げることで、クッキーの食感が程良くしっとりとし、 クッキー生地に一体感が生まれます。
Mr. CHEESECAKE初のクッキー生地を敷いたケーキ
実はMr. CHEESECAKEのチーズケーキで、クッキー生地をボトムに敷くのは今回がはじめて。
はじめの試作段階では敷かない方向で進めていましたが、クッキー生地を敷くことで、クルミの食感が少し抑えられ、焼菓子のような風味も足されるため、よりクルミッ子らしく仕上がります。
クッキーは、Mr. CHEESECAKEらしく、フランスの伝統菓子であるガレットブルトンヌを選び、そこへ生キャラメルと塩を合わせることでよりフランス菓子のような味わいにしています。
実はガレットブルトンヌも生キャラメルも、Mr. CHEESECAKEのキッチンでひとつずつ手作りしています。よりクルミッ子らしさを表現するために、手間を惜しまず追求し、今までに食べたことのないような味わいに仕上げました。
隠し味に塩。その理由は…
チーズケーキの生地は、乳製品やキャラメルソース、バニラやトンカ豆が入っているため、甘味を強く感じやすい生地に仕上げています。そして、ボトム生地にもバターをふんだんに使用したガレットブルトンヌに生キャラメルを合わせているため、これらを全てまとめたとき、全体的に甘くなりすぎてしまうという懸念がありました。
その甘さを調整するために隠し味として入れたのが、塩。
試作段階ではケーキの上部に塩を振っていましたが、焼き色にムラができてしまったり、塩味が強く出過ぎてしまいました。そこで、チーズケーキの生地を型に流す前に、クッキー生地の上へ振ることに。そうすることで焼き色のムラもなくなり、甘味の中から塩味を感じられるように仕上がりました。
全体のバランスを細かく整えることで、Mr. CHEESECAKEとクルミッ子の良さを感じていただけるように仕上げた「Mr. CHEESECAKE クルミッ子」。ふたつの味わいを同時に楽しめるチーズケーキを、この機会にお楽しみいただけると嬉しいです。
鎌倉紅谷 代表取締役 有井宏太郎から
初めて味わったMr. CHEESECAKEさんのチーズケーキの驚くほどのおいしさと、幸せに浸れたそのひとときは、私たち鎌倉紅谷が掲げる「『おいしい』の先にある気持ちを一番大切にする」という経営ビジョンの本質を思い出させてくれるような体験でした。
また、田村シェフの「おいしさ」に向き合うその姿勢からは“ロマンを追い求める冒険家”のような力強い探究心が感じられ、料理の世界の経験を経て起業した田村シェフの活躍に、料理もできなければ起業経験もない私は密かに勇気と励みをいただいておりました。
そんな田村シェフから突然のメッセージをいただいたのは2023年の11月。あの田村シェフが鎌倉紅谷の理念やビジョンに共感してくださり、「一緒に何かできれば」と連絡をくださったことに心躍る想いでした。
今回のコラボレーションにあたり田村シェフにお伝えしたことは、単なる「クルミッ子×チーズケーキ」ではなく「“クルミッ子をイメージしたMr. CHEESECAKEさんのチーズケーキ“を作っていただきたい」ということ。その結果、お互いの要素が新たな発想によって化学反応を起こし、唯一無二の新しい「おいしさ」が誕生しました。
今、恵まれていることに世の中は「おいしいもの」に溢れています。しかし「食の感動体験」を得ることはそう多くはない貴重な機会です。
「食の感動体験」とは単なる食の消費ではなく、「おいしい!」とふと我に帰り、その瞬間に心がときめき揺さぶられるような体験であり、それはきっと誰にでも訪れる、実に多様な唯一無二の瞬間なのだろうと思います。
そして、この“多様かつ、唯一無二の瞬間創造業“こそが、私たち菓業の本分なのです。「Mr. CHEESECAKE クルミッ子」がそんな“感動体験“を少しでも多くの方にお届けできたらと願っています。
相互の良さを感じられるチーズケーキをお楽しみください
「Mr. CHEESECAKE クルミッ子」は、レトロな見た目がかわいらしい鎌倉紅谷のシンボルキャラクター“リスくん”をあしらった、優しくやわらかい色合いの限定ボックスと、クルミッ子を彷彿とさせる色合いのサテンにチーズケーキを包んでお届けします。
Mr. CHEESECAKEとクルミッ子の相互の良さを感じられるチーズケーキを、この機会にぜひ手にとってお楽しみください。